森永 哲則

 

1982年、熊本県八代市にて森永家の長男として生を受ける。

母親を除く全員がB型という家庭で育てられた為、人格形成の段階で不具合が生じる。

物心がついた頃より自分を中心に世界が回っていると錯覚。弱冠9歳(小学校3年)にして、中学生に絞められる。

 

何をやっても3日と続かない飽きっぽい性格ではあったが、15歳の時に出会ったドラムが唯一の例外となる。

ドラムセット購入の為、人生初のアルバイト(新聞配達)を経験。低血圧が災いして月2回のペースで遅刻する。先行きに不安がよぎる。

 

高校に入学した頃、我流のドラミングに限界を感じ、ヤマハ音楽教室に通い始める。基本の大切さを思い知る。小学生にライバル意識を燃やす。

悪友・先輩の影響でハードコアにハマる。

色気づいてパーマ(ツイスト)をかけてみるも失敗。天パと相まってアフロヘアーに変貌する。

 

高校卒業と同時に上京。ドラマーとしてのスキルを磨く為に、音楽専門学校メーザーハウスにて三砂和照氏・菅沼孝三氏に師事する。

それなりに叩けるつもりでいた自分が、思いのほか下手クソだったことを知る。

少しずつ世界の中心軸が傾き始める。

在学2年間の間に、大幅な遅れを取り戻すべく練習に練習を重ね、様々な音楽スタイルの基礎を確立する。

 

卒業後、ジャズドラマー小山太郎氏との出会いがきっかけで、ジャズに開眼。小山氏のボーヤ(付き人)に志願する。

ドラマーとしての音楽的指導は勿論のこと、人間としての欠陥を補うべく様々な教育を施される。

二十歳を過ぎてようやく、世界は自分を中心に回っていない事を悟る。

 

長きに渡りボーヤをやっていたが、なあなあになっていた自分を見かねた師匠より『独り立ちしろ!』と強制解雇される。免許皆伝という事にしておく。

 

それを期にようやくプロ活動を開始。プレイスタイルはジャズ を軸として、ラテンからファンク、ポップスまでオールラウンドに様々なジャンルをこなす(こなしたい)。